牛
革製品の大部分は牛皮が使用されています。日本で使用されている牛皮のおおよそ半分が輸入されています。牛皮の性質は、大判で厚く、繊維組織が比較的均一で充実していて強度や耐久性があります。月齢できめ細やかさが異なってくる。古くから最も革製品に利用されている革素材の代表格。仕上がりが美しく丈夫であり、流通量も多い。月齢や性別などによって名称・性質の違いがあります。
馬
バッグ、小物、靴甲革および靴裏革などに用いられます。臀(でん)部の網様層は緻密で美しくコードバンと呼ばれる光沢のある硬い層が得られ、ランドセル、ベルト、靴、小物などに用いられます。繊維構造が粗く全体的に薄くもあるため、その分柔軟性に富んでおり、昔から衣料製品に用いられることが多い。なかでも、コードバンと呼ばれる採取量の少ない重量馬の臀部の革は、空気も水も通さないほど繊維が緻密で硬く光沢が美しい高級素材として重用されています。
羊
羊皮は種類が多く、皮の性状も多様ですが、ヘアシープとウールシープに大別できます。また、小羊の皮はラムスキンといいます。羊革のことをシープ、生後1年以内の仔羊をラムと呼ぶ。毛穴によるキメが細かく、薄くて柔らかいのが特徴。ただし繊維が粗いため、強度が必要な革製品にはほとんど利用されない。ラムの手触りは素晴らしく、高級な手袋や帽子、また毛付きのものはムートンとしてコートなどに使われています。
その他
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